目次
1 弥生時代は、いつ始まるのか
2 「漢委奴国王」の金印は偽作か真作か
3 卑弥呼はだれか、邪馬台国はどこか
4 「三角縁神獣鏡」は、魏から贈られた特注品なのか
5 古代の諸天皇は、実在しなかったのか
6 神武天皇は実在したのか
7 仏教は、いつ日本に伝わって来たのか
著者等紹介
安本美典[ヤスモトビテン]
1934年、中国東北(旧満洲)生まれ。京都大学文学部卒業。産業能率大学教授を経て、現在、古代史研究に専念。『季刊 邪馬台国』編集責任者。専攻は、日本古代史、言語学、心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あっこ
13
本当に「最前線」と言えるものだろか…私のイメージでは、最新の発掘成果や研究成果などを交えた古代史研究の現状が述べられているのかなと思っていたが、著者の得意分野のみに特化しているように感じてしまった。それに、なんだか嫌味っぽく批判しているように感じられる部分もあり、好感は持てなかった。中には、色々な資料を示して説得力のある持論もあり興味深く読んだ部分もあっただけに残念だった。2016/02/17
mimm
3
のっけの炭素14年代測定法に、理数系に弱い頭はギブアップしそうでしたが、頑張って読み進めてみると、以前他の著者の方が歴博チームを攻撃していた訳が分かりました。全体を通して読みやすく、理解しやすく説いてくれている印象です。個人的に支持している方向が近いので、ストレスなく入り込んできました。私には楽しめた一冊です。2013/03/22
しゃるorまい
0
途中で読み進める気をなくしてしまいました。タイトルから現在の論争の焦点などを紹介してくれるのを期待していたのですが、実際は著者の持論が述べられているだけでした。著者の持論については、まぁ、そういう見方もあるよね、という感じでした。そのまま支持するには危うさを感じました。2012/08/01
joymanChaneD
0
古代史はロマンの塊だけに、1つ1つの文献や考古資料を慎重に検討して結論を出さなければならないという著者の信念を感じる一冊。2018/12/14